プロダクトアウトが売れる時代



私が新卒でとある一部上場大手総合メーカーに入ったとき、会社からは「今はプロダクトアウトの時代ではなく、マーケットインの時代ある。技術者目線でものを作るのではなく、市場をリサーチして市場が求めるものを作らなければならない」と教わりました。

結論から言うとその考えはもうすでに前時代のものとなっており、その会社は潰れました。

(一部上場で潰れた総合メーカーはあそこくらいですよね。そうです、あそこです。)

今は市場リサーチが役に立たず、何が売れるかわからない時代だと言われ、ものを売るのが難しい時代と言われています。

果たしてそうでしょうか?

ライブナチュラルという会社をご存知でしょうか?

主婦であれば知っている人も多いかも。

高級フローリング材の会社です。

通常の3倍近い値段にも関わらず、通常の10倍近い売り上げをあげているこのフローリング材は、天然木の上を素足で歩く生活スタイルを提案しています。

売っているのは、フローリング材ではライフスタイルなんです。

これは、顧客にリサーチして得た結論ではなく、プロダクトアウトで試験的に市場に出したものだったそうです。

iPadもiPhoneもそうですよね。

技術的にはSONYや東芝がとっくに世に出していました。

でもライフスタイルとソフトをつけて売り出したのはAppleです。

ものを売りづらい時代だと思われますか?
私は、今こそものを売りやすい時代はないと思います。

消費者自身が何が欲しいか分かっていない時代です。

そこに新しいビジョンを魅せるんです。

技術的にはこんなことも可能で、こんな未来が待っている。こんなライフスタイルが実現できる。

だけどこれは試験的なプロダクトだから、今は高いけど、今見つけた貴方が買ってくれないと、世の中には出なくなってしまうんです。

そうやって訴求します。

誰だってよりよい未来、素敵な未来を求めています。誰だって人のためになりたいと思ってる。

そんな素晴らしい人に溢れているのが今の日本です。

精神的に成熟している人々の心を突き刺すストーリーを作り出す。それは我々ものづくり側にとっても、ただモノを作るよりやり甲斐のあるミッションです。

高性能の掃除機や洗濯機が売れなくなったから、今の消費者は難しいと言って思考停止している企業にはこの時代は乗り切れないでしょうね。

彼らは消費者がバカだと思ってる。

不景気でお金がなく、何も買えないだけだと思っている。

逆です。

今の消費者は成熟した精神とセンスを持っており、資本も気力も溢れています。

今の日本は、消費者とものづくり側が一体となって世界に誇れる素晴らしい製品を作れるチャンスに充ち満ちています。

それをAppleやダイソンに奪われているんです。

私たち弱小ものづくり屋はこのチャンスを皆ものにしています。

大手が気付くのはいつの日でしょうか。

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ワーキングマザーをしながら、サイドビジネスで小型電子モジュールの製造・販売をしています。
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